浴槽だけを交換すると費用は?
今使っているお風呂の種類で変わってくるよ
浴槽の種類や設置方法で工事費が異なります。
ユニットバスへの交換の費用を安くするコツをご紹介します。
浴槽の交換の費用 種類と設置方法
今お使いになっているお風呂の浴槽はどんなタイプのものでしょうか?
浴槽がタイルに埋め込まれた状態ですか? | 埋め込みタイプ |
浴槽がタイルの上に乗っているようなタイプのものですか? | 据え置きタイプ |
浴槽が半分くらい埋め込まれていますか? | 半埋め込みタイプ |
どんな浴槽なのかを確認することが費用相場を知る基本になります。
浴槽の交換工事の費用には「浴槽本体の価格」と「施工費」の合計金額となります。
浴槽の種類(メーカー別)
浴槽は、素材や形状、機能によって様々な種類があります。ここでは、代表的なメーカー別に、それぞれの浴槽の特徴をご紹介します。
■FRP浴槽
- 代表的なメーカー: トクラス、LIXIL、YAMAHA、TOTO
- 特徴: 安価で軽量、豊富なデザイン、バリエーションが豊富
- メリット: 価格が手頃、希望に合ったデザインを見つけやすい
- デメリット: 傷や汚れが目立ちやすい、保温性に劣る
■人工大理石浴槽
- 代表的なメーカー: TOTO、LIXIL、タカラスタンダード
- 特徴: 高級感のある見た目、滑りにくい、汚れが落ちやすい
- メリット: 見た目がおしゃれ、お手入れが簡単、保温性に優れている
- デメリット: FRP浴槽よりも高価
■ホーロー浴槽
- 代表的なメーカー: TOTO、LIXIL、INAX
- 特徴: 丈夫で長持ち、滑りにくい、汚れが落ちやすい、保温性に優れている
- メリット: 傷や汚れに強く、経年劣化しにくい、最高級感のある見た目
- デメリット: FRP浴槽や人工大理石浴槽よりも高価
■ステンレス浴槽
- 代表的なメーカー: TOTO、LIXIL、YAMAHA
- 特徴: 錆びにくく、耐久性に優れている、熱伝導率が高く冬場暖かい
- メリット: 傷や汚れに強く、お手入れが簡単、清潔感のある見た目
- デメリット: 冷めやすい、他の素材に比べて高価
■木製浴槽
- 代表的なメーカー: ヒノキヤ、木曽ヒノキ工芸、アロマウッド
- 特徴: 自然素材ならではの温もり、リラックス効果が高い、断熱性に優れている
- メリット: 香りによるリラックス効果、肌触りが良い、断熱性が高く冬場暖かい
- デメリット: 価格が高い、カビや汚れに弱い、メンテナンスが必要
埋め込みタイプの浴槽
埋め込みタイプ 浴槽のみ交換
工事費用 相場 10万円~20万円
上記の工事費に「浴槽の本体価格」の費用がかかります。
埋め込みタイプとは、浴室の床面に浴槽がおよそ3分の1ほど埋め込まれて設置してあるものです。
いわゆる昔ながらのお風呂で「在来工法」という設置方法の浴槽を言います。
埋め込みタイプの工事の内訳は下のようになっています。
工事内訳 (10万円~20万円) |
既存浴槽の解体撤去 |
壁・床の取り壊し |
下地調整 |
新しい浴槽の埋め込み |
排水管工事 |
諸経費 |
基本の工事費となりますが、「水漏れしている」「排水管の調整が必要」などがあれば施工をしなれれば行けません。
その場合、追加工事として5万円~10万円ほどプラスになる場合があります。
故障の部分を発見したら早めに工事を依頼するようにすることが費用を抑えるポイントになります。
据え置きタイプの浴槽
据え置きタイプ 浴槽のみ交換
工事費用 相場 5万円~8万円
上記の工事費に「浴槽の本体価格」の費用がかかります。
据え置きタイプとは、浴室のタイルの上に置くだけの設置方法の浴槽です。
据え置きタイプの工事の内訳は下のようになっています。
工事内訳 |
既存浴槽の撤去処分 |
浴室取付工事 |
配管工事 |
諸経費 |
半埋め込みタイプの浴槽
半埋め込みタイプ 浴槽のみ交換
工事費用 10万円~20万円
上記の工事費に「浴槽の本体価格」の費用がかかります。
半埋め込みタイプとは、ユニットバスなどに多く見られる設置方法の浴槽を言います。
文字通り埋め込みタイプと据え置きタイプの中間のタイプの浴槽です。
工事も埋め込みタイプと同じような内訳となり、費用相場も同じくらいです。
浴槽の素材の違い 費用相場
浴槽の交換工事費用の相場は確認いただけたと思います。
工事費用の他にかかる「浴槽本体の価格」を見ていきましょう。
浴槽の材質による費用相場と特長を見てみましょう。
ヒノキ(檜) | 40万円~数百万円 | 天然木のぬくもりが感じられ保温性が高い |
ホーロー | 15万円~100万円 | 肌触りが良くお手入れも楽 |
人工大理石(ポリエステル系) | 2万円~40万円 | 掃除がしやすいが品質はアクリル系に劣る |
人工大理石(アクリル系) | 30万円~120万円 | 強度があり耐熱性が高いがコストがかかる |
FRP (強化繊維プラスチック) | 3万円~35万円 | 価格は低めだが汚れが目立ちやすい |
ステンレス | 2万円~25万円 | 保温性や耐久性が高くキズが付きにくい |
お風呂は一日の疲れをとりゆっくりとくつろぎたい場所であり、家族とのスキンシップを大切にしたい場所でもあります。
また、介護が必要な家族のためにバリアフリーに適した材質の物を優先したりと様々です。
金額だけにとらわれずに、これから先のお風呂タイムが幸せな時間となる浴槽を選びたいですね。
浴槽の交換 費用と大事なポイント3つ!
お風呂に毎日入るという方がほとんどではないでしょうか。
家族が増えたり、生活習慣の変化などで浴室を綺麗にリフォームしたいと考える方も多いと思います。
毎日使う浴室
浴槽の寿命は15年~30年と言われます。
長く使っていると劣化していき、水漏れやひび割れといった不具合が生じてきます。
つい「まだ大丈夫!」と放置してしまっていませんか?
放置すると費用が高くなるよ!
外側からはそれほど支障がなくても内部が腐食していたり、機能が衰えていて突然つかえなくなったりすると大工事を行うことになってしまいます。
そうすると思った以上に費用がかかってしまうといったことになりかねません。
浴槽交換の注意点
まるごとリフォームした方が本当はお得!
予想外の工事費が発生するかも!
費用を抑えて浴槽の交換のみを考えているのなら早めに業者に相談することをおすすめします。
お風呂はどんどん劣化していきますので、将来的に総合して費用を抑えたいと思われている場合は
複数の業者から見積もりを取ってお風呂のリフォームのプランニングやアイデアをもらって比較検討することで相場よりも安くすることが可能です。
部分的なリフォームが数か所 費用が高くなる
浴槽だけを交換するつもりだったのが、その後に手すりを設置した、給湯器を交換したなどと
複数の箇所を交換するとまるごとリフォームするよりも費用が高くなってしまう場合があります。
浴室はどんどん劣化していきますので、業者に調査してもらったうえで行うことが将来的にも費用を抑えることに繋がります。
複数の業者から見積もりを取る
リフォーム費用を抑えるポイントは、複数の業者から見積もりを取ることです。
どんなリフォーム工事にも通じることですが、相見積もりを取ることでどんな工事内容が必要かということや、費用相場がわかり最安値ですることが可能です。
その際、見積もりの他にもリフォームプランニングやアイデアを一緒にもらうことができる業者を選ぶことが大切です。
プランやアイデアを教えてくれる業者を選ぶと失敗がないよ!
浴槽の交換の費用はどれくらい? まとめ
浴槽交換の費用は今ご使用になっている浴槽の種類によって違い、またどんな浴槽を選ぶかで変わってくることをわかっていただけたと思います。
昨今は、お風呂はただ体を清潔に保つだけの場所ではなくなっています。
家族とのスキンシップの場所であるのはもちろん、テレビを設置して寛ぎの場所になったり健康維持の場所であったりと様々です。
また、家族が増えたり、介護が必要になったりと浴室の使い方も変化していきます。
浴槽を交換したいと考えたら、将来的にもまたどこか交換や修理が必要になってきます。
はやめに業者に相談して末永く快適なお風呂生活を得られるようにしたいですね!
早くする事が安くする秘訣なんだよ!
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